【初心者向け】中国のSNSを始める際の注意点等

語学
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はじめに

 私は以前、『集まる! 刺さる! SNSでウケる中国語』という本の書評をしました。

このときの評価内容は、あくまでこの本の趣旨等に限定したものにとどめました。

 しかしながら、中国に関心がある方といえども、この本を読んですぐに中国大陸向けにSNS運用をしようと思う人は少ないと思います。
それは、中国大陸のSNSには固有の技術的な特徴があるからです。かくいう私もこれにまつわる3つの理由から、現状、微博(ウェイボー)のアカウントさえ作っていません。

 そこで、今回は中国大陸のSNSを始める際の注意点といざ始める際に大事なことを述べたいと思います。

中国大陸のSNSを始める際の注意点

注意点その1 基本的に微博(ウェイボー)は退会できない

 「訪日ラボ」というインバウンドニュースサイトの2020年6月下旬の特集記事(2021年1月はじめに更新された情報)によると、次のとおりです。

多くのSNSでは自身でアカウントを削除できたり、運営に申請することでアカウントを削除できます。

しかしながら、Weiboでは基本的にアカウントを削除、または退会する方法がありません。

利用しなくなった場合でも、Weiboのアカウントはそのまま放置せざるを得ません。

そのため、個人情報に関わる内容を含むコンテンツを安易に発信しないよう注意が必要です。

注意点その2 中国のSNS(アプリ)は微博(ウェイボー)だけではない

 

 中国大陸において、SNSを含むスマートフォンアプリは今や生活の一部になっており、世代や用途の細かな違いにより様々な種類をアプリを使い分けているようです。


 例えば、YouTubeの【中国移住トータルサポート】というチャンネルで紹介されている中国大陸でよく使われるアプリに関する動画の中で、騰訊QQ(テンセントQQ)が紹介されているのですが(4:40あたり~)、このアプリは比較的大きな容量のファイルを個人間でやりとりする目的で使われているようです。 

【中国在住7年!】おすすめ中国生活基本アプリ8選紹介_便利すぎ!

注意点その3 中国大陸にはインターネット上に大規模情報検閲システムが存在する

 タイトルのとおりです。これは「グレート・ファイアウォール」(Great Firewall、GFW) または「金盾」(きんじゅん)と呼ばれています。

中国大陸のSNSを始める際に大事なこと

 標記について、私は次の2点が重要だと考えています。

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(1) 始める前に後(手仕舞い)のことを考える。
(2) 自分でコントロールできる範囲のリスクを受け入れる(許容する)。

(1)は中国宋代の名著『菜根譚』後集29にも書かれている内容です。『ビジネスに役立つ菜根譚』の解説本によると、次のとおりです。

物事を始める時は、「終わり」を考えておく

歩みを進むるの処(ところ)、便(すなわ)ち歩を退くを思わば、庶(こいねが)わくは藩(まがき)に触るるの禍(わざわい)を免れん

ビジネスに役立つ菜根譚 (野村茂夫 (監修), リベラル社 (編集), 2016)

 とはいうものの、(逆説的ではありますが、)すべてを恐れて何も動かないというのでは物事は前に進みません。全ての事柄に「絶対安心・安全」や「100% 成功する」ものは存在しません。


したがって、(話の本題へ戻りますが、)(2)のとおり、中国大陸のSNSを始めると一体どういうリスクが伴うかを事前によく調べ、よく考えることが必要不可欠だと考えます。

 なお、私はこの検討をした結果、Wechat (*) のアカウントを作成しました。

* 厳密に言うと、中国大陸では使える「微信」(Weixin)とWechat(国際版)は互いに異なる。Wechat(国際版)の方は機能が限定されている。

おわりに(まとめ)

 中国大陸は変化の速度が目まぐるしいので、今回ご紹介したSNSに関する情報もすぐに古いものになるかもしれません。
しかしながら、大事なことは「物事に対する見極め」であり、これは中国SNSに限らず、あらゆることに共通することだと思います。

Let’s try anyway. とにかくやってみよう。
(ただし、始める前段階での検討は確実に。)

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